投資は元本が命!貯金との違いを知って正しく増やそう
「投資で一気にお金を増やしたい」と考える人は多いですが、実はその考え方には落とし穴があります。
投資の世界では 元本(最初に投じるお金)を守ること が何より大切だからです。
ここでは、貯金と投資を比較しながら「なぜ元本が重要なのか」を見ていきましょう。
貯金と投資の違い
- 貯金
- 元本は基本的に減らない
- 利息はごくわずか(例:0.001%〜0.1%程度)
- 安全性は高いが、大きくは増えない
- 投資
- 元本が減るリスクあり
- 長期的には年平均5%程度のリターンが期待できる
- リスクとリターンは表裏一体
つまり「減らないお金を確保したいなら貯金」、「時間をかけて増やしたいなら投資」という住み分けが大切です。
元本が大きいほど増え方も大きい
例えば「年利5%」で運用すると…
- 元本100万円 → 1年後に105万円(+5万円)
- 元本1000万円 → 1年後に1050万円(+50万円)
同じ「5%」でも、元本が大きいほど増える金額は大きくなります。
だからこそ、投資の世界では 「時間」と「元本」 がものを言うのです。

逆に、100万円で1000万円と同じ利益(50万円)を得ようとすれば、年利50%という超高リスクな運用が必要になります。これは現実的にはほぼ不可能で、運良く成功しても長く続けるのは難しいでしょう。
バフェットでも20%、インデックスなら5%程度
現実的な数字を見てみましょう。
- インデックス投資(S&P500など)の長期平均 → 年利5%前後
- 世界的投資家ウォーレン・バフェット → 年平均20%ほど
「年に50%増やす」なんていうのは、プロでもまず不可能だとわかりますね。
投資は余剰資金で!
ここで大事なのは、
👉 「お金がないから投資で増やす」ではなく「余っているお金を効率よく増やす」
という発想です。
生活費や緊急時の資金は、まず 貯金 でしっかり確保しておくこと。
そのうえで余剰資金を投資に回すのが、正しいお金の増やし方です。
まとめ
- 貯金は「安全に守る」手段、投資は「リスクを取って増やす」手段。
- 同じ利回りでも、元本が大きいほど増える金額も大きい。
- インデックス投資は年利5%前後、世界的投資家でも20%程度。
- 投資は「余剰資金」で始め、貯金と組み合わせて資産形成するのが基本。
投資と貯金は「どちらか一方」ではなく「役割の違う両輪」と考えるのが正解です。
まずは貯金で安心の土台をつくり、そのうえで投資でじっくり資産を増やしていきましょう。
次の記事では元本を貯める具体的な方法や考え方をお教えします。お楽しみに!



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